1945年の飢饉は日本のせいですか?

1945年に発生したベトナムの大飢饉は、複合的な要因によって引き起こされましたが、日本軍の政策が大きな影響を与えたことは否定できません。日本は戦争遂行のために米の供出を強化し、農民から大量のコメを徴発しました。さらに、農地の一部を戦争用の作物(ジュートなど)の栽培に転換させ、食料生産量が減少しました。

また、当時の輸送網は軍事輸送を優先し、民間への供給が滞りました。鉄道や船舶は兵站用に占有され、地域間の米の流通が制限されました。さらに1944年から1945年にかけての自然災害や洪水も収穫を悪化させ、飢饉の規模を拡大させました。

この結果、推定200万人以上のベトナム人が飢餓で命を落とし、日本占領期の負の象徴的事件として記憶されています。

日本の占領でベトナム人の生活はどう変わりましたか?前のページ

日本はベトナム独立を支援しましたか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 「日本がなかったら、ベトナムは今も米国の植民地」論を検証する

  2. 「俺ルール」と法治国家──外国人批判に潜む“原始思考”

  3. 『異文化に映る日越の日常40話』──日常に潜む文化の違いをユーモラスに描く

  4. 歴史を「片目」で見ない勇気──見方を少し変えれば、未来が変わる

  5. 【日越比較】元旦を過ぎた静かな住宅街で思うこと

おすすめの記事
  1. 資本金3000万円
  2. 日本社会の呪文ワード辞典
  3. ゲインシオンズとは
最近の記事
  1. 外国人企業に資本金3000万円──そのフィルターは本当に機能…
  2. 新刊のお知らせ: 『日本社会の呪文ワード辞典(構造編)』を出…
  3. ゲインシオンズとは
  4. 新刊刊行のお知らせ: 家族関係をゲインシオンズの視点から読み…
  5. 【日越比較】元旦を過ぎた静かな住宅街で思うこと
  1. 少しだけ変えれば、良くなる日本

    文化・歴史

    新刊紹介:『少しだけ変えれば、良くなる日本―外国人からの視点』
  2. 外国人実習生

    ベトナム

    「殺される」と思い込んだ実習生──ジェスチャーの誤解が生んだ騒動
  3. 経済・仕事

    会社に対するベトナム人従業員の警戒心の心理について
  4. 社会

    市役所で子どもの1歳半健診について疑問を持っている事
  5. ベトナムビジネス

    ベトナム

    飛行機で出会った「救世主」が、実は落とし穴だった──偶然と信頼は別物
PAGE TOP