読書

『すべての教育は「洗脳」である。21世紀の脱・学校論』という本

半年前にざっくり読んだ、ホリエモンさんの書いた『すべての教育は「洗脳」である。21世紀の脱・学校論』を週末にもう一回読みました。なぜこの本をもう一回読んだかと言えば、最近息子が小学校に上がり、息子の小学校での学習状況を観察して、教育についていくつかの疑問がでてきたからです。

この本の主な主張はタイトルの通り、「すべての教育は洗脳で役に立たない」という内容です。その理由は、国民国家の「民」を育てるのが学校教育の役目でしたが、現在は「国家」という存在が変わっているために、学校教育も不要になったとも説明されていました。

私はホリエモンさんのファンではありません。又、この本の内容のすべてに賛成するわけではありません。しかし、学校教育の内容が「洗脳」で、「役に立たないものが多い」という主張には大賛成です。又、子どもたちを同じ場所である学校に集めて同じ教科書で教える必要がないというお考えにたしても同感です。

私はベトナムと日本の教育を受けています。ベトナムは社会主義で日本は民主主義です。政治体制が違うために、教育の内容も方針も違います。しかし、「洗脳」であることは両方から確認できました。又、内容が古くて役に立たない科目が多いのも確かな事実です。

他に面白い内容も結構あります。例えば、「勉強」と「学ぶ」との違いについてのことだとか、グローバル人材とローカル人材の概念だとかが面白く説明されています。ご興味のある方は一度読んでみてください。

外国人労働者を雇っている企業さんの大変さ前のページ

「空気を読む」のはすぐに辞めた方がいい!次のページ

ピックアップ記事

  1. 『ベトナム人は“犯罪者”なのか?──その偏見と現実』

  2. 外国人労働者の受け入れは日本国内の賃金を低下させる悪循環

  3. 「俺ルール」と法治国家──外国人批判に潜む“原始思考”

  4. なぜ「ベトナム人=怖い」というイメージができたのか?

  5. ベトナムのゲリラ戦の歴史──伝統と独自の発展

関連記事

  1. 読書

    いじめ解決についての本

    半年前に本屋で『保護者のためのいじめ解決の許可書』という本が偶然に目…

  2. 読書

    日本を蝕む「極論」の生体という本を読んでみました

    『日本を蝕む「極論」の生体』(新潮社、2018年) を読んで見ました…

  3. 読書

    読書の目的について

    私は読書が大好きです。字が読めるようになった時から現在まで色々な本を…

  4. 読書

    『いい教師の条件』という本について

    今週は『いい教師の条件』を読んでいます。本の内容からすれば、教師を目…

  5. 読書

    小学校プログラミング教育の本

    新学習指導要領において、小学校では2020年度から、中学校では202…

  6. 読書

    DNSに関する本を購入

    『DNSがよくわかる教科書』を購入して読んでみました。DNS等の基本…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。
おすすめの記事
最近の記事
  1. 【日越比較】元旦を過ぎた静かな住宅街で思うこと
  2. 日本人の「親切」は、どこまで親切なのか
  3. 日本人は本当に「勤勉」なのか?— 私の日本観が変わった瞬間
  4. 新刊のご案内:『子どもと学ぶベトナムのれきし(日本語・ベトナ…
  5. 日本停滞の理由④:会議で決めず、会議を開くために会議
  1. 異文化の鏡

    エッセイ・感想

    日本とベトナムにおける「郷に従う」という考え方
  2. 読書

    日本を蝕む「極論」の生体という本を読んでみました
  3. エッセイ・感想

    「お国に帰れ」と叫ぶ社会——対話が失われた日本の現実
  4. 経営者

    エッセイ・感想

    信じたら裏切られた?──ベトナムビジネスで学んだ“信頼”の温度差
  5. ベトナム

    新刊のお知らせ:『Japan-Vietnam: 40 Cultural Cont…
PAGE TOP