感想

外国人労働者の受け入れは日本国内の賃金を低下させる悪循環

そろそろ日本では総選挙が行われます。その為に、マスメディアが政策についていろいろな話題を取り上げています。中には、移民や外国人労働者の受け入れについても色々な所で議論されています。基本的には、外国人の受け入れに対しては、「反対」「賛成」「どうでもいい」というみつのグループになっているように見えます。これらのグループは独自の主張があります。

例えば、反対派は「外国人労働者を沢山受け入れれば、日本の治安が悪くなり、日本人は大変になります」と言っています。賛成派では「日本の人口が減っているために、外国人を入れなければ、日本はやっていけない」と叫んでいます。私としては、両方の意見に対して「賛成」しております。といいますと、賛成派も反対派も正しい所があるからです。

今回は、この「賛成」と「反対」の意見に対する議論ではなくて、外国人労働者の受け入れと日本国内の賃金との関係を少し考えて見たいと思います。

最近、「低賃金」が日本の大きな問題だと言われています。簡単に言えば、日本で働いている人達の給料が安すぎるということです。ネットで検索すれば、「日本人の給料は30年間上がらない」と書かれたりしています。これは、事実ですので、議論する必要がありません。

本題に戻りますが、外国人労働者の受け入れが日本人の給料が上がらない原因の一つになっていると私は考えています。その原因は次の通りです。


①最低賃金で外国人労働者を雇用できる:法律上(建前上)は外国人労働者を雇う時に、「日本人同等以上」の賃金を払わなければならないとなっています。しかし、現実では技能実習生や留学生等といった外国人労働者の殆どは地域の最低賃金の給料しか貰っていないです。しかも、日本人と比較すれば、外国人の方が仕事をよくしていますし、日本人がしたくない残業や3Kの仕事もばりばりしてくれるので、企業さんは最低賃金で外国人を雇い続けています。給料を上げなくても外国人は毎年来て、真面目に仕事をしているので、企業さんは賃金を改定する必要がありません。


②外国人労働者は賃上げを求めない傾向:日本人と同様で外国人も企業さんに賃金を上げてほしいと思っている人は殆どです。しかし、外国人労働者は賃上げを求めにくい状態になっています。外国人は技能実習生や特定技能や留学等といった制度を通して来日しています。これらの制度はそれなりの決まりがあります。例えば、3年間しか日本に滞在できなかったり、週に28時間しか仕事ができなかったりして、法律に「縛られている」為に、外国人労働者は賃上げを求めたくても動きにくい環境になっています。その上に日本語も日本の習慣も分からないために賃上げを交渉しても、上手く行きません。


③悪循環だと言える:外国人の受け入れ事態は悪くないと私が思っています。優秀な外国人を沢山受け入れて、日本人と競争させることは日本国内労働環境を活性化させることにも繋がります。しかし、残念ながら、現在日本が外国人の受け入れを上手く管理できているとは言えません。たくさんの外国人を適当に入国させて、管理もしないままで勝手に仕事を転々していて、犯罪にも手を染めたりしています。実は入ってくる外国人の質も悪いために、企業さんから見れば、「使い物にならない」ために、賃金を上げる必要がないと判断されてしまいます。つまり、外国人労働者は、短期的な「使い捨て」になっていて、企業さんは上手く活用しており、賃金を上げる気が無くなっています。
外国人労働者の質の悪さをもう少し説明することにします。一番分かりやすいのは日本語です。外国人労働者の日本語レベルはとても低いです。日本語のレベルが低い為に、仕事(技術・専門)も勉強できないです。又、日本人とのコミュニケーションも上手くできなく、日本の習慣も理解できないままで生活しているために犯罪等にも手を染めやすい状況になっています。

もう一度繰り返しますが、外国人労働者の適当な受け入れで日本国内の賃金を低迷させていて、外国人の犯罪も増やして、治安を悪くしてしまっているのです。なので、悪循環になっていると言えます!!!

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