Contents
日本とベトナム。地理的には近い国ですが、生活の細部に目を向けると「こんなにも違うのか!」と驚かされる瞬間があります。
あいさつの仕方、食事のマナー、時間の感覚、そして人との距離感──。同じ日常の行為でも、その背後にある文化が違えばまったく別の意味を持つこともあります。
本書『異文化に映る日越の日常40話』は、著者が20年以上にわたり日越両方の社会に身を置き、直接体験したエピソードを40の短編形式で紹介する一冊です。時に笑い、時に考えさせられる、等身大の異文化ストーリーが詰まっています。
書籍情報
タイトル:異文化に映る日越の日常40話
著者:Tran Van Quyen(チャン・バン・クエン)
出版年:2025年
言語:日本語
ページ数:231ページ(紙版予定)
形式:Kindle版/ペーパーバック(POD)
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本書の内容
- 日常に潜む文化の違い
「遅刻の感覚」「食事を分け合う習慣」「上司との距離感」など、ささいな場面に現れる価値観の違いを40のエピソードで紹介。 - ユーモアを交えた語り口
「あるある!」と笑いながら読み進められる軽妙な文体。異文化の違いを堅苦しくなく理解できます。 - 誤解と発見のプロセス
誤解や戸惑いが、やがて「気づき」と「学び」に変わる過程を描写。読者も一緒に体験できる構成です。
本書の特徴
- 短編形式で読みやすい:1話5ページ程度。通勤・通学の合間にも読める。
- 日越比較が自然:文化の違いを単なる比較ではなく、相互理解の視点から紹介。
- 実体験ベース:机上の知識ではなく、著者自身や周囲の人々が実際に体験した出来事を収録。
- ユーモラスで親しみやすい:深刻にならずに文化の奥行きを楽しめる。
この本がおすすめの読者
- 日本で暮らすベトナム人、日本文化を理解したい方
- ベトナムで働く日本人、日本とは異なる日常を知りたい方
- 国際結婚や交流を通じて日越双方の文化に触れる方
- 異文化理解やコミュニケーションに興味がある読者
結びに
『異文化に映る日越の日常40話』は、単なる文化比較の本ではありません。
そこに描かれているのは、驚きや笑いを通じて「違い」を知り、その違いを前向きに受け止めていく姿です。
読後には、普段の生活の中で出会う“ちょっとした違い”が、むしろ人生を豊かにする彩りだと感じられるはず。
文化は壁ではなく、理解すればむしろ架け橋になる──そんな思いを込めた一冊です。