読書

いじめ解決についての本

半年前に本屋で『保護者のためのいじめ解決の許可書』という本が偶然に目に入ったので購入して読んでみました。その時は「子どもがいじめられた時の対応のため」という目的を持って読んだのではなくて、学校におけるいじめ問題の本質を理解するためだと考えました。

この本を読んで学校におけるいじめ問題や先生(教員)の方の大変さもよく理解できました。この本の特徴としては研究者が研究して書いた本ではなく問題解決に関わった(ある意味では当事者の)方が書いた本なので実用的で分かりやすいです。

先生(教員)の方のこと以外に、教育委員会のことや教育委員会と学校との関係もよく説明されています。いじめを解決したい方は勿論ですが、教育に興味のある方でも読んでみる価値は充分にあると思います。

色々な内容が書かれていますが、一番印象に残っているのは、学校で問題が起こった時にその解決のすべてを教育委員会に任せきりしてはいけないところです。

ベトナム人が急に退職する理由について前のページ

日本でベトナム人による犯罪が増えてきた原因について次のページ

ピックアップ記事

  1. 『実話で学ぶ!実話で笑う!ベトナム人技能実習生の世界』──笑いながら知る異文化の…

  2. 子どもの声がうるさい為に公園が廃止されるニュースから子どもに対する日本人の大人の…

  3. 「バカが読む本」から学ぶこと – Chat GPTについての本の評価…

  4. ベトナムの独立は「くれた」ものではない──長い闘いの歴史

  5. 外国人従業員管理の担当者が注意した方がいい項目

関連記事

  1. 読書

    読書の目的について

    私は読書が大好きです。字が読めるようになった時から現在まで色々な本を…

  2. 読書

    『いい教師の条件』という本について

    今週は『いい教師の条件』を読んでいます。本の内容からすれば、教師を目…

  3. Reading Book

    感想

    「バカが読む本」から学ぶこと – Chat GPTについての本の評価とその意義についての…

    最近、私はOpenAIによって開発された大規模な言語モデル、Chat…

  4. 読書

    『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』を読んでみました。

    『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』という有名な本を読んでいま…

  5. 読書

    『すべての教育は「洗脳」である。21世紀の脱・学校論』という本

    半年前にざっくり読んだ、ホリエモンさんの書いた『すべての教育は「洗脳…

  6. 読書

    日本を蝕む「極論」の生体という本を読んでみました

    『日本を蝕む「極論」の生体』(新潮社、2018年) を読んで見ました…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。
おすすめの記事
  1. 在留資格更新後
  2. 少しだけ変えれば、良くなる日本
  3. ベトナムゲリラ戦法
最近の記事
  1. 外国人に“同胞”の犯罪を止めると要求する行為は責任転嫁に過ぎ…
  2. ベトナム人技術者のビザ更新で起きた“想定外”の出来事
  3. もう一人の技能実習生が増えた
  4. 新刊紹介:『少しだけ変えれば、良くなる日本―外国人からの視点…
  5. ベトナムのゲリラ戦の歴史──伝統と独自の発展
  1. ベトナム

    在留資格を取得するために、日本の会社を踏み台として利用するベトナム人を見分ける方…
  2. 感想

    スタートした!
  3. ベトナムの兵士

    ベトナム

    ベトナムの独立は「くれた」ものではない──長い闘いの歴史
  4. 社会

    ワクチン用注射器を誤って用意6人分のワクチンを5人にしか注射できない?!
  5. 社会

    ベトナム人実習生に対する実習中の妊娠・出産を勧める記事は直ぐにやめるべき
PAGE TOP