コオロギ

感想

食用コオロギを学校の給食に使用するのを認めてしまったら、日本の将来は危ない

最近コオロギを学校の給食に使用されているのを聞いてびっくりしました。それで、本件を踏まえて、日本の食の安全について、外国人の視線から考えてみた結果、「コオロギを学校の給食に使用するのを認めてはいけない」という結論を出しました。その詳細を下記の通り説明します。

1/本当にコオロギが食糧危機を救うのか?

コオロギを学校の給食に使用された理由について検索してみた結果、コオロギで食料不足問題が解決される様な記事が沢山でてきました。複数の記事を読んでみると、食用コオロギは、「タンパク質が高い」「栄養が高い」 「CO2排出の削減」等というメリットがあるようです。又、デメリットとしては、「価格が高い」、「見た目が良くない」、「アレルギーの危険性」が取り上げる事ができるようです。深く考えなければ、これらの記事は普通だと受け止めてしまいます。しかし、少し考えて見たら、こられの記事は、コオロギ販売企業の為に、意図的に書かれたものばかりであることに気づきます。

殆どの記事では、コオロギと伝統的な家畜である牛や鶏等と比較されていますが、その比較方法が可笑しいです。牛や鶏等の肉は人間の体に害を与えないと長い歴史によって証明されています。一方、コオロギは人間の健康にどのような影響を与えるかは不明です。というか、発がんの危険もあるとも言われています。つまり、コオロギの安全性は証明されていない事なのです。

他に、体重1kgあたりに必要な水資源のデータも出ていますが、この比較方法もいいとは言えません。というのも、牛や豚等の排泄物は肥料としても使用できる点等が無視されているからです。比較するなら、それぞれの対象生物が生まれてから、消えるまでの流れを踏まえて比較しなければなりません。部分的に比較して、自分の都合がよくなるところしか取り上げないのはよいやり方ではありません。説得力もないのです。

私としてはもう一つの疑問があります。それは、日本には他の昆虫もあるのに、なぜコオロギだけがいいなのかという点です。本来なら他の昆虫と比較しなければならないと思います。例えば、バターや蝉等も食用にしたいなら可能だと思います。

ここまで書いたら、次の大きな2つの疑問が浮かんで来ました。

       日本は、コオロギを食べないといけない状況になったか?

       コオロギを食べる以外に方法はないのか?

答えは「いいえ、違います]!

食料不足は未だそんなに深刻な問題になっていません。

仮に深刻な問になったとしても、健康によいかを検証されていないコオロギまで食べなくても、未だ方法は沢山あります。

例えば、コンビニの賞味期限切れの食品を「リサイクル」したり、「体に害を与えない」物を食料にしたりする方法はいくらでもあります。

当然ですが、栽培量、家畜量を増やしていけば問題は解決されます。

それでは、なぜコオロギを食べさせられるのか?

答えは、一部の企業、一部の人間の金儲けの為だけです。つまり、コオロギが「食糧危機を救う」ではなくて、一部の人々にとっては「金不足危機」を救うなのです。

2/食用コオロギは癌よりも危ない:

+安全性が証明されていない:

日本人は今までコオロギを食べていないです。なので、コオロギが日本人の健康に悪い影響を与えるかについては不明です。アレルギー位なら直ぐ見えますが、癌等は検証する時間が必要です。現在無理矢理にコオロギを食べさせされている子供達は、数十年後にコオロギの影響で癌にならないと誰も100%保証出来ません。

+コオロギの売り方は癌よりも危ない「社会的な感染病院」になる可能性:

コオロギが健康に悪い影響を与える恐れについて書きましたが、それよりも今回のコオロギの売り方の方がずっと危ないです。

まず子供達を実験台としているやり方は、一般常識から考えて可笑しいです。仮に、栄養がよい食べ物でも無理矢理に子供に食べさせてはいけません。子供達にも食料の選択権があるはずです。

次には押し付けという販売方法です。栄養やタンパク質が豊かであると自信があるなら、市場に出して見ればいいです。国民が「美味しい」「よい」と認めたら買って貰えます。それだけです。

又、行政が知らんぷりしている状況の中で、保護者の反応もとても弱いです。これはとても危険なのです。今回コオロギの売りが成功したら、次には他の物も売られるに違いないです。例えば、遺伝子組み換え食品やゲノム編集食品等です。この様に食の安全が奪われて行くのです。これはまさに「社会的な感染病」なのです。

以前は日本人同士だったので、周りに迷惑をかけない程で、国内企業は販売活動していたのです、国民が黙っていて我慢しても安全でしたが、グローバル企業も参加している今日では、「黙って我慢する」のはもう通用しなくなりました。

自分に為、子孫の為、国の将来に為、食用コオロギを給食に使用されるのを皆で直ぐ反対活動を始めなければないのです。

無人島中国人女性が無人島を購入した件について、私が感じた「日本人の愛国心不足」前のページ

Twitterを数カ月使用して見えた事について次のページツイッター

ピックアップ記事

  1. 日本を蝕む「極論」の生体という本を読んでみました

  2. ベトナム人を雇用している企業さんの通訳会社と管理会社のダメな活用方法について

  3. 『経営者向けベトナム人採用マニュアル』──現場経験から生まれた、日本企業のための…

  4. 「空気を読む」のはすぐに辞めた方がいい!

  5. 「国に帰れ」と言う前に:異なる意見を受け入れる力

関連記事

  1. 技能実習生

    ベトナム

    外国人技能実習生が日本語を勉強しない理由について

    私は以前、技能実習生を監理する通訳をしていた外国人です。私自身が日本…

  2. 感想

    久しぶりに技能実習生制度についていい記事が出て、感動しました。

      最近ベトナム人の事件が増えてきて、犯人が技能実習生の場合も多い為…

  3. 感想

    日本語とベトナム語の否定疑問文への応答の特徴:英語との比較

    日本語とベトナム語には、否定疑問文への応答の際、独自の言語的…

  4. 社会

    スマホ紛失詐欺でベトナム人が逮捕されたことについて私が考えた事

    最近スマホ紛失詐欺でベトナム人が逮捕されたニュースが注目されています…

  5. 感想

    連絡帳のことについて

    日本では学校と保護者との連絡手段として「連絡帳」というものがあります…

おすすめの記事
  1. Tran Hung Dao
  2. ベトナムの兵士
  3. ベトナム人雇用マニュアル
  4. 危ない
  5. 呪文ワード辞典
最近の記事
  1. ベトナムの戦い方は日本から学んだものではない──歴史が示す自…
  2. ベトナムの独立は「くれた」ものではない──長い闘いの歴史
  3. 日本とベトナム 1940–1945年の歴史:それは「解放」で…
  4. 『経営者向けベトナム人採用マニュアル』──現場経験から生まれ…
  5. 日本社会で使われる「危ない」という呪文──本当の危険?それと…
  1. 感想

    フランス留学の夢を
  2. 感想

    毎日子どもを学校まで送り迎えをしている理由について
  3. 社会

    学校の弱い立場と保護者の無責任
  4. 感想

    スタートした!
  5. 感想

    Xを利用する日本のネトウヨの特徴を分析する
PAGE TOP